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2週間も間が空いてしまってすみません!!!
気づけば第一候補じゃなかった企業が気になっていた
Web面接を受けた企業が、私の中では第一候補になっていました。
仕事内容も社風も魅力的で、ここで働いてみたいという気持ちはどんどん膨らんでいったのですが・・・。
一方で、「なるべく間を空けずに働きたい」という私の希望とは裏腹に、
先方との連絡のテンポや選考スケジュールには、少し“間”を感じていました。
もちろん、あちらにもあちらの事情やタイミングがある。
けれど、こちらにもこちらの事情がある。
そんな、どちらが悪いというわけでもない“もどかしさ”が、心にじわじわと広がっていた頃。
そんな時に届いた、一通のメール。
メールの件名は「面接選考のご案内」。
これまで何度も書類選考で落ちてきた私は、思わず心の中で
「あっ!あぁぁぁぁぁ!?(まさか…!)」と叫んでしまいました。
というのも、不採用のときはたいてい「選考結果のご連絡」という淡々とした件名なのに、
今回は明らかに“次のステージ”を示す言葉だったからです。
これは……イケたか?
本文をそっと読み進めてみると、予想は的中。
「次の面接に進んでいただきたく、書類選考通過のご連絡をいたします。」
という一文が目に飛び込んできました。
と、そこで私はふと我に返りました。
完全に流れ作業になっていた応募だったので、「え、どんな会社だったっけ?」という状態。
幸い、届いたメールに求人票へのリンクがあったので、そこから改めて企業情報を確認しました。
とはいえ、記憶があまりにもあいまいだった私は、求人票を開きながら“逆引き辞典”のように、「この写真、見覚えある…」「このフレーズ、どこかで読んだような…」と、記憶をたぐっていきました。
そして思い出したのです。
普段ネットニュースを見ているときに、よく目に入っていたあの広告。
求人写真の雰囲気がなぜか目をひいて、「ここ、ちょっと気になるかも」と、思わずクリックして応募した企業でした。
とんとん拍子に進んだ内定までの道のり
実際のタイムスケジュールはこんな感じでした。
-
5/22 20:59 応募
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5/23 10:03 面接選考のご案内
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5/28 AM 面接
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5/29 8:48 選考結果のご連絡(内定)
ちなみに、5/29の内定連絡をいただいた時点で、
まだ待ち状態だった他の2社からは選考結果が届いていませんでした。
それを考えると、このスピード感は本当にすごい!
私、このスピード感、好き♡
と思いつつも、どこかで自分にブレーキをかけていました。
「とぅるくよ!調子に乗るでない!冷静になれ!」と。
そのため、先方には大変申し訳なかったのですが、
内定後の面談ではすぐに返答せず、答えを濁したまま話を進め、
そこで改めて判断しようと決めました。
まぁ、結果的には内定を受けたんですけどね。
縁を断ち切ってくれた、見えざる力
その後、待ち状態だった2社に辞退のご連絡をしました。
初めて面接を受けた企業様からは、
「こちらの都合でお待たせしてしまい申し訳ありません」と共に、温かいお言葉をいただきました。
一方、第一候補だった企業様からは、残念ながら一切連絡がありませんでした。
正直なところ、心のどこかで「まだ連絡が来るのでは」と期待していた自分もいたので、
その沈黙はとても寂しく、少し戸惑いもありました。
けれど、振り返ってみると、
「もしかすると何か見えない力が、この縁を断ち切ってくれたのかもしれない」
と感じています。
スピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、
目に見えない力が、時に私たちの人生の流れや選択の道を静かに調整しているのかもしれません。
もし無理に進み続けていたら、心が疲れてしまったことでしょう。
だからこそ、その“何か”がそっと手を差し伸べてくれて、
私が本当に居場所を感じられる新しい道へと導いてくれたように思います。
転職を繰り返して、ようやく気づいたこと
これが、私の今回の転職活動の記録です。
正直なところ、もう二度と転職活動はしたくないですね。
さすがに何度も転職を繰り返したり、派遣で複数の企業を経験したり、
正社員であっても委託業務を通じていろんな現場に関わったりしていると、
「どこの会社でも出てくる問題は、案外どこも似ている」ということに気づきます。
あとは、やっぱり“相性”なんです。
自分自身と、その会社の雰囲気や働き方がフィットするかどうか。
私が一番大切にしているのは、「自分の性格に合っているかどうか」。
たとえば、ガツガツしていてオープンな性格なのに、
静かで個人作業が中心のオフィスに閉じ込められたら、それはもう苦痛でしかありません。
逆に、おとなしくて物静かなタイプの人が、
ワイワイにぎやかで、四六時中チームで動き続けるような環境に放り込まれたら、
それもまた地獄のような日々になってしまう。
結局、「どこがいい会社か」ではなく、
「どこが自分にとって心地いい会社か」なんですよね。
今回の転職で、やっとその感覚を少しだけ掴めた気がします。
次に働く場所が、長く穏やかに続いていく場所でありますように。
そしてこれを読んでくれているあなたにも、ぴったりの職場との“良い縁”がありますように。
さいごに
今の私はというと、7月1日の入社日まで、しばし“自由な時間”を過ごしています。
久しぶりに時間に追われない毎日は、思っていたよりも心地よく、
「暇になるかも」なんて不安は、気づけばどこかへ消えていました。
特別なことをしているわけではないけれど、
小さなことに手をつけたり、ふと思いついたことを試してみたり。
毎日ゆるやかに、自分のペースで過ごしています。
焦らず、急がず、でもゆるみすぎず。
次に始まる新しい日々に向けて、心と体を整えている、そんな時間です。
こうして一度立ち止まってみると、
「今回の転職活動、ちゃんと悩んで向き合ってよかったな」と思えます。
またすぐに慌ただしい毎日が始まると思いますが、
今のこの“ちょっとだけ余白のある時間”を大切にしながら、
自分らしく新しい一歩を踏み出していけたらと思っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたにも、心から「ここでよかった」と思える出会いがありますように。
では、ごきげんよう!