タイトルから察してくださった方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ最近、私の気分が沈みがちだった理由。
それは「就職活動」にありました。
これまでなかなか良いご報告ができず、ぼやくことしかできませんでしたが……
ようやく、無事に内定をいただくことができました!
それにしても、今回の活動は本当に「厳しかった」の一言に尽きます。
これから始まる仕事で、きっとまた壁にぶつかることもあると思います。
そんなときに自分を支えられるように、そして、今まさに同じような状況で悩んでいる誰かの気持ちが、少しでも軽くなるように—今回の就職活動を振り返りながら、この気持ちをこのブログに綴っていこうと思います。
就職活動に至った経緯
現在、私は派遣社員として働いています。
現職の派遣先には2022年6月から勤務しており、派遣法に定められた「同一の派遣先企業で3年を超えて働くことができない」というルールにより、2025年6月に契約満了となります。
そもそも派遣という働き方を選んだのは、夫との結婚を機に引っ越しをすることになり、それに伴って正社員として働いていた会社を退職したのがきっかけでした。
もともと仕事に熱中しやすい性格の私にとって、派遣という働き方は「ほどよい距離感」で仕事に向き合えるスタイルでした。
最初はその気軽さや柔軟さが心地よくもありましたが、時間が経つにつれて、どこか物足りなさも感じるようになっていきました。
これまでに派遣先を2社経験しましたが、3年満了を迎え、また次の派遣先へ……。そしてまた3年働いて、また別の職場へ……。
そんな未来を想像したとき、私の中にふと違和感が生まれました。
働き方には人それぞれ合う形があり、どれが正解というものはないと思います。
ですが私自身は、「1つの場所で腰を据え、何かを極めたい」という思いが、日を追うごとに強くなっていったのです。
そして、その気持ちに対して派遣の「3年ルール」は、どうしても大きな壁となって立ちはだかっていました。
このような背景から、私は新たな道を求めて就職活動を始めることを決意しました。
就職活動の始まりと戸惑い
就職活動を始めたのは、2025年4月のことでした。
過去にも何度か転職を経験していたので、そのときの記憶を頼りに、さまざまな転職サイトに登録しました。
利用したのは、リクナビNEXT、doda、マイナビ、エン転職、リクルートエージェントなど。
希望条件を入力し、履歴書や職務経歴書をあらかじめ登録しておけば、気になる企業にワンクリックで応募ができるというのは、とても便利な仕組みだと感じました。
最初のうちは「とりあえず数を打ってみよう」と思い、ひたすら応募ボタンをポチポチ。
ところが、翌日や数日後に届くのは「残念ながら今回はご縁がございませんでした」といったお断りメールばかり。
何度かそれを繰り返すうちに、私は気付き始めました――「あれ?30代半ばまでの転職活動とは、様子が違う……?」
とにかく書類選考が通らない!
最初は冷静に条件を見ながら応募していたのですが、次第に焦りが募り、「とにかくどこでもいいから」と条件もよく確認せずにポチポチ応募するように。
しかし、それでも通らない。
まるで無限ループのように、不採用の通知が積み重なっていきました。
次第に、「私の何がいけないのだろう」「もう誰にも必要とされていないのではないか」と、自分の存在を否定されたような気持ちになり、心が沈んでいくのを感じました。
少しずつ見えてきた光
事態が少しずつ好転し始めたのは、ゴールデンウィークが明けた頃でした。
それまで書類選考すら通らなかったのに、立て続けに数社から一次面接のお知らせをいただくようになったのです。
「おっ?ようやく流れが変わってきたかも?」
そんな期待がふくらみ、胸が少し高鳴ったのを覚えています。
けれど同時に、私にはどうしても「面接=“難関”」という意識がありました。
人と話すことに対して少し苦手意識がある私にとって、面接はとても高いハードル。
どんな質問が飛んでくるだろう、うまく答えられるだろうか。
期待と同じくらい、不安や緊張も押し寄せてきました。
それでも、ようやくつかんだ小さなチャンスを逃したくない。
そんな思いで、私は少しずつ気持ちを整えながら、面接という新たなステージに向かうことにしました。
忘れられない、最初の面接
これはきっと、一生忘れない出来事になると思います。
今回の就職活動で、最初にいただいた面接の機会は、不動産を取り扱う企業でした。
事前に聞かれそうな質問を想定して、丁寧に答えを用意していたのですが……
いざ準備を整えるほどに、「この通りに話さなきゃ」という気持ちが強くなりすぎて、自分の言葉なのに、自分の言葉ではないような感覚に陥ってしまったんです。
そして、面接直前。
その違和感に耐えきれず、心の中で何かがプツンと切れた私は、「もうどうにでもなれー!」という気持ちで、用意していたメモを勢いよく捨てました(笑)。
とはいえ、面接当日はやはり緊張の嵐。
心臓はバクバク、手も足も声も震えて、「もう逃げ出したい!」と何度も思いました。
それでも、なんとか最後まで話しきり、無事に面接を終えることができました。
企業側からは「2名採用予定で、もう少し応募者を見てから結果をお伝えしたい」とのお話をいただきましたが、タイミングが合わず、最終的には私から辞退させていただくことにしました。
たとえご縁にはつながらなかったとしても、あの面接は間違いなく、私にとって大きな一歩。
自分の殻を少し破れたような気がした、そんな出来事でした。
温かく見守ってくださった採用担当者様には本当に感謝しています。
やけ気味な応募と、思いがけない出会い
その後も、Web面接1社、直接面接1社と順調に面接を終えましたが、どちらの企業様も「2名採用予定、もう少し応募者を見てから判断したい」とのことで、すぐには結果が出ませんでした。
契約終了が決まっている派遣社員にとっては、時間との勝負。
「このまま何も決まらなかったらどうしよう」と、焦りと不安がピークに達していた頃でした。
次第に求人内容すら細かく見る余裕を失い、「とにかく応募!」という状態に。
そんな中、ふと届いた1通のメール。
それが、今回ご縁をいただくことになる企業からの連絡でした。
この出会いが、私の気持ちを少しずつ変えていくことになります。
そのお話は、また次回のブログで綴りたいと思います。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
同じように悩んでいる方の気持ちが、少しでも軽くなりますように。