2021年のラマザンも残り半分切りましたね。
夫はカウントダウンされるアプリ?を入手していて、ムスリム(イスラム教信者)向けの神商品、まさに所変われば品変わるですね。
一般的にラマダン、ラマダーンと言われる事が多いけれど、トルコではRamazanと書いてラマザンと呼ばれているそう。
何となくの知識で「断食するんだな」くらいにしか思っていなかったけれど、決まり事や背景を知ると、他宗教への理解が深まってなかなかおもしろい。
当の本人は自分が信じるものを信じ実行しているので、苦痛を伴うのは百も承知だが、パートナーである非ムスリムの私にとっても苦痛を伴う行事それがラマザンなんです。
ラマザンとは
イスラム暦では1年を354日とする純粋太陰暦。太陽暦は365なので、1年ごとに
11日ほどずれてラマザン期間が訪れます。
このラマザン期間中の日没から日の出までの間、一切の飲食をしないのがラマザンです。
さて一番気になるラマザンの目的ですが
・断食を通して飢えを体験し、飢餓にある人の苦しみを共有する。
・欲望の抑制を覚え、日々の恵みに感謝する。
・これらをすることにより、自身を清めてイスラム教の信仰心を強める。
とあります。
イスラム教(イスラーム)の聖典、コーランを読むともっと深い内容で書かれているかと思いますが、おおよそこんな目的で行っているようです。
やればやるほど夫の信仰心を強めると思うと少々怖くもなりますが、夫が信じるものなので、妻としてここはそっと見守りたいと思うのであります。
ラマザン期間中の生活
夫は月~土まで仕事をしています。お昼ごはんはお弁当を持たせていますが、ラマザン期間中はお弁当作りがないので私としてはラッキーです。
しかし問題は休日です。
家に居る時は私一人で勝手に食べるので良いのですが、外出するとなると私の食事まで自粛せざるを得ません。
お店に入って私一人だけ食べる、なんて鬼嫁の私でもさすがにそれは気が引けます。
おいしい料理もおいしく感じないでしょうしね。
ラマザン期間中に気になる口のにおい
これ、個人的に切実な悩みなんです!
口の中がカラカラの状態になる夕方になると口臭が気になってくるんです。
調べてみると「歯磨き粉を使わなければ良い」とか「歯ブラシに変わる木の枝のような商品で歯磨きしてるよ」とか情報が溢れているけれど、夫はそれらを信じておらず「うがいのみOK」としています。
それがこの結果。スメルハラスメント。
ムスリムのパートナーを持っている方で、口臭対策を知っている方がいらしたら良いアイデア教えていただきたいです!
ラマザン期間中の体重増加
日の出から日の入りまで一切の食事を断つのがラマザン。
日の入りを迎えたら、不謹慎かもしれないが私の中でParty timeに突入です。
今から食べ放題・飲み放題だー!と言わんばかりに、たくさんの料理を用意する私。
いつもは22時30分頃に床につく規則正しい生活をしている夫もこの期間だけは夜更かし気味。
夜更かしして何してるかって、寝る直前まで胃の中に食べ物をおさめる仕事をしております。
ラマザンにはお付き合いしないくせに、このParty timeだけはお付き合いする私。
夕食の後にチャイを用意して、ビスキュイやマフィン、アイスを食べる食べる。
結果、体重増加。因果応報。自業自得。
この後遺症が完治することなく迎えた2021年ラマザン。また一回り大きくなる私をお楽しみに。
まとめ
夫のように生まれた時から信仰する宗教が決められている人もいますが、私には決まった宗教はありません。
それぞれの宗教から自分の心にすっと落ちるものだけを選択し、生きています。
私はそれでとても幸せです。
こういった文化の違い・宗教観の違いをまざまざと見ることのできる国際結婚。
これからも相手の文化や宗教を否定することなく大切にし、思いやりを持った生活をしていきたいなと、このラマザンを通して改めて思いました。
みなさま、良いラマザン生活を!