外国人が日本に在留する際に必ず必要になるのが在留資格です。
在留資格には、教育・医療・技能等、33もの種類があります。
あなたのパートナーもこの在留資格のいずれかをお持ちのはずです。
今回の記事では
こんなお悩みを解決します。
在留資格を「日本人の配偶者」に変更しよう!
何も問題がなければ4つのStepで完了です。
Step1 書類を準備する
Step2 書類を出入国在留管理局に提出する
Step3 出入国在留管理局より通知書が届く
Step4 出入国在留管理局で、在留カードを受け取る
書類を準備しよう!
ここからは実際に私が経験した、トルコ国籍の夫が在留資格を変更した際の流れを参考に説明していきます。
必要な書類
- 在留資格変更許可申請書 1通
- 写真(縦4cm×横3cm) 1葉
- 配偶者(日本人)の戸籍謄本(全部事項証明書) 1通
- 外国籍の人の機関から発行された結婚証明書 1通
- 日本での滞在費用を証明する資料
- 配偶者(日本人)の身元保証書 1通
- 配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある住民票 1通
- 質問書 1通
- スナップ写真 2~3葉
- パスポート 提示
- 在留カード又は在留カードとみなされる外国人登録証明書 提示
順番に説明していきますね。
1.在留資格変更許可申請書
在留資格変更許可申請書は出入国在留管理局のインフォメーションまたは法務省のサイトから取得できます。
不明点があればインターネット内に記入例が載っているサイトもあるので、そちらを参考にすると良いでしょう。
2.写真(縦4cm×横3cm)
出入国在留管理局に証明写真ブースがあるので、そちらを利用するのが一番お手軽かと思います。
3.配偶者(日本人)の戸籍謄本(全部事項証明書)
市役所で取得できます。外国人パートナーとの婚姻事実の記載があるものを取得してください。
発行日から3か月以内のものを提出する必要があるので注意しましょう。
4.外国籍の人の機関から発行された結婚証明書(戸籍謄本)
外国人パートナーの国へ婚姻の届け出をした際に「配偶者ビザ(在留資格:日本人の配偶者)の手続きをするので、戸籍謄本を発行してほしい」という内容の嘆願書を提出したのを覚えていますでしょうか。
お手元に外国人パートナーの国から発行された結婚証明書(戸籍謄本)が届いたら、そちらを出入国在留管理局へ提出します。
5.日本での滞在費用を証明する資料
法務省のサイトに詳細記載ありますので、そちらを一読されるのが良いかと思います。
私たちの場合は、夫婦2人の「住民税の課税証明書」と「納税証明書」を提出しました。
6.配偶者(日本人)の身元保証書
法務省のサイトから取得できます。押印を忘れずに。
7.配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある住民票
市役所で取得できます。
マイナンバーのみ省略、その他事項については省略のないものが必要になります。
発行日から3か月以内のものを提出する必要があるので注意しましょう。
8.質問書
法務省のサイトから取得できます。
これが何とも小恥ずかしい資料でして、出会ってから結婚するまでの経緯を事細かに書かなくてはなりません。
この資料を見て入国管理局の方は「判断」されるので、恥ずかしいなど言ってられません。
きちんと伝わるよう、過去を思い返しながら書きましょう。
9.スナップ写真
法務省のサイトに注意書きがあるように、
・夫婦で写っているもの
・容姿がはっきり確認できるもの
・アプリ加工したものは不可
とあります。
この提出する写真が審査対象になると考えると、どんな基準で提出写真を選べば良いのか少々困惑しました。
あまりベタベタし過ぎているものを赤の他人(失礼)に見せるのもどうかと思うし、カッチリし過ぎているとよそよそしさを感じさせてしまうかも?と思ったり。
基準は分かりませんが、当たり障りのない「家でごはんを食べているところ」「外出した際の記念写真」を3枚程見繕って提出しました。
10.パスポート 提示
特に説明ないため省略します。
11.在留カード又は在留カードとみなされる外国人登録証明書 提示
私たちの場合は在留カードを提示しました。
手続き方法
必要な書類を全て揃えたら、居住地を管轄する出入国在留管理局へ提出します。
提出した際に、後日郵送で送られてくる「通知書」の記入を求められます。
郵送先の「住所」「宛名」を記入しましょう。
書類提出が完了すると「申請受付票」が発行されます。
これは在留カード受取の際に必要になりますので、失くさない様、保管しておきましょう。
出入国在留管理局より通知書が届く
混雑具合にもよりますが、私たちの場合は、申請書提出から10日程で通知書が届きました。
私たちの居住地を管轄する出入国在留管理局からの通知書はこちら。
期日の記載がありますので、必ず期日までに来局しましょう。
出入国在留管理局で在留カードを受け取る
いよいよ在留カードの受け取りです。
通知書に必要なものの記載があるので、家を出る前に最終確認をしましょう。
- 通知書
- 申請受付票
- パスポート
- 在留カード
- 収入印紙(現金)
出入国在留管理局に着いたら指定された金額の収入印紙を購入し、指定の窓口へ行きます。
1~5までを提出すると番号札を渡されるのでしばらく待ちます。
その後再度呼ばれ、穴の開いた古い在留カードと共に、新しい在留カードを受け取ります。
以上が在留資格、日本人の配偶者への変更手続きの一連の流れになります。
まとめ
今回は、実際に在留資格を日本人の配偶者に変更した経験を踏まえ、解説しました。
在留資格変更・更新は大変な作業ですが、定期的にやってくるイベントです。
流れをしっかりと覚えて、無駄な時間・体力を使わない様、サクッと終わらせてしまいましょうね!
https://toudaimotokurasi.org/kekkonflow/