前回夫がトルコ帰省したのは2020年1月~2月。
この時、次回トルコ帰省するのは夫婦そろって、時期は一年後の2021年の春頃にしようね、と話していたのですが、夫の帰国時には新型コロナウイルス感染症が全国的に広がり始め、容易に海外旅行ができない時期に突入してしまいました。
今もなお、世界各地において新型コロナウイルス感染症の影響は残っていますが、少しずつこのウイルスと共存するという考え方が、ここ最近広がってきました。
そんな状況の変化もあり、そろそろ夫婦そろってトルコ帰省しよう!と、2022年5月、思い切ってトルコ旅行を計画しました。
これから数回に分けて、とぅるく家のトルコ旅行の様子をブログに残していきたいと思います。
送迎をお願いしていた父親が予定を忘れていた!
旅にはアクシデントが付き物。
とは言え、まさかこの段階で早速!?というちょっとした事件が!
事前に私の父に空港までの送迎をお願いしており、3日前に”予定通りお願いします”というメールを送って再度了承を得ていました。
しかし当日早朝、実家に着いて顔を合わせた途端「今日だったか?」という驚きの発言。
そして「今から喫茶店に行こうと思ってた!」と、危機一髪の状況だったことが分かりました。
結局、無事に空港まで送ってもらうことができましたが、お願いしている時は数日前ではなく、前日に再確認をしよう、そう心に決めました。
国内線利用の搭乗手続きでのアクシデント!
私たちの旅行プランは、中部国際空港(名古屋)を出発し、羽田空港(東京)でイスタンブール空港行の飛行機に乗り継ぐというプランでした。
問題が起きたのは、中部国際空港から羽田空港への搭乗手続きでした。
予約時の搭乗者の姓とパスポートの姓が違うと指摘されたのです。
私達の姓はアルファベット表記だと「TURK」ですが、JALの搭乗者情報だと「TURUKU」になっているとのこと。
航空券予約時、私自身も「TURUKU」になっているのに気付き、気にはなっていたのですが、サイトの仕様上、そして外国姓なので、本来の表記と異なってしまうのは仕方ないと思い、それ以上気にすることはありませんでした。
しかし先ほども申し上げた通り、これが搭乗手続き時に問題になってしまったのです。
誰が悪い?
それは私です。案内の見落としですね。
予約画面は以下の通り。
「セイ」「メイ」と書かれていたので、住民票に登録している通りカタカタで「トゥルク」と入力したわけです。
すると以下のようにアルファベットで自動入力されてしまうのです。
本来の表記「TURK」ではなく「TURUKU」と表記されてしまうのです。
これはサイトの仕様上、仕方のない事だと思っていたのですが、予約サイトにはこういった案内が別サイトにリンクする形で設置されていたのです。
私の場合、カタカナで入力するのではなく、アルファベットで入力する必要があったということです。
正直、案内が別リンクで設置されていて分かりにくいなと思うものの、
決して案内がされていなかった訳ではないので、見落としたこちら側が悪いです。
この時は事情を説明し、羽田空港からイスタンブール空港行の航空券とパスポートの姓の表記が同じことを確認していただき、無事、搭乗手続きが完了しました。
保安検査時のアクシデント!
これはアクシデントと言うよりも、完全に私たちの犯したミスです。
夫の機内持ち込み用手荷物に「お酒3本」と「ヘアジェル」が入っており、止められてしまったのです。
私自身、お酒の機内持ち込みは100ml以下というルールを事前に確認していたのですが、最終、夫の「以前トルコに行った時、お酒を3つ持って行くことができた」の言葉を深く考えず鵜吞みにし、この問題をスルーしてしまいました。
この言葉をきちんと説明すると、「保安検査後、免税店で買ったお酒3つは免税範囲内でトルコに持って行くことができた」という意味になります。
しかもしれっと入っていたヘアジェルも危険物に当たるので、ダブルでアウト。
預け入れの荷物に入れるか、それとも没収か選択できるということだったので、そりゃもう預け入れの荷物に入れることを選択。
保安所を出て再びチェックインカウンターへ。
すると既に預け入れの荷物を運んでしまったため、スーツケースを戻すことができないと!
不憫に思ったのか、優しい職員の方が、「段ボールを探してきますね!」とおっしゃってくださり持ってきてくれたのですが、残念ながら用意してくださった段ボールのサイズは小さく入らず。
結局、お酒・ジェルは、夫が機内持ち込みする予定だったリュックサックに入れ、預け入れ荷物とすることにし、無事、トルコへ持って行くことができました。
(余談)パスポート申請時における外国姓表記
実はパスポート取得時にも外国姓に関するアクシデントがありました。
パスポート記載の氏名の基本ルールは以下の通り。
・パスポートに記載する氏名は、戸籍に記載されている氏名をヘボン式ローマ字によって表記すること。
・外国式の氏名の場合は一定条件でヘボン式以外の表記が認められる場合があり、また、別名表記が可能な場合がある。
外国姓である私はヘボン式以外の表記になるため、夫と婚姻関係を示す書類と、夫のパスポートを持って申請に行ったのですが、簡単に手続き完了とはいきませんでした。
なぜなら夫のパスポートに記載されている姓の表記は「TÜRK」。
日本のパスポートでは「Ü」と表記できないと言われてしまったからです。
ここからは私自身もあまり詳しくなく、正しい情報という確証はないので話半分で聞いていただきたいのですが、英語のアルファベット以外の文字、例えば私の場合のようにトルコ語の「Ü」の場合、英語のアルファベットへの置き換え表のようなものがあり、そのルールに基づいて置き換えて表記するのが正しい方法だそうです。
またその際は、別に「申告書」のような書類が必要とのことでした。
しかし、パスポート取得時の注意書きにこのような文言があるのです。
同一の氏の家族の方が、それぞれ氏の異なるパスポートを所持し、同時に海外へ渡航すると、出入国審査の際などに支障が生じる可能性があります。
これらの事態を回避するためには、申請者の責任で家族の氏を同一にしておく必要があります。
つまり、夫と同じ氏「Ü」の表記にしたいが、日本のルール上「Ü」の表記はできない。
英語のアルファベットへの置き換え表に従うと「Ü」は(例)「WH」のような、「Ü」とは似ても似つかぬアルファベットに置き換わってしまう。
つまり、私達の行く末は「出入国審査でひっかかる可能性が大」ということです。
窓口の方もこの八方塞がりな状況を理解してくださり、何が一番良いのか一緒に考えていただきながら、私の出した結論はこう。
「Ü」の表記を「U」に置き換える!
「Ü」も「U」も遠目で見れば違いが分からないでしょう、という考えからこうしました。
結果はというと、出入国時に止められることはありませんでした。
次回以降も問題がないかと言われれば確証はありませんが。
まとめ
「何とかなる」この言葉は、自分の力ではどうすることもできない時や、今できることを全てやり切った時にのみ使うことのできる言葉だと私は思っています。
夫はすぐに「大丈夫」と言います。つまり「何とかなる」と言うことです。
私をただ安心させるためにそう言うんだろうけれど、根拠のない自信ほど厄介なものはないですし、それに巻き込まれるのも勘弁です。
そんな思いから、今回の旅についてはかなり準備をしてきたつもりでしたが、ちょこちょこと漏れがありましたね。
致命的な問題は起きなかったので結果OK!ということになりますが、旅の計画は協力し合うことによって、アクシデントの発生確率を少しでも減らせると良いですよね!
私たちの失敗が、皆さまの旅の参考になると幸いです。