国際結婚

親の居場所を探す方法をご紹介!この方法で私は30年以上ぶりに母親に会いました。

今回のテーマは親の居場所を探す方法。

私自身のエピソードを交えながらお話させていただきます。

実は私、数年前まで母親に会ったことがありませんでした。

真実を知ることが良い事なのか悪い事なのか、それは実際に蓋を開けてみなければ分かりません。

心の準備をどれだけしていても、その真実を受け入れるのは自分の心です。

実際に受け入れた瞬間、そして時間経過によって変化する自分の心。

受け入れはしたが、受け止めることが難しい場合もあることを理解したうえで、ぜひ行動に移してみてほしいです。

マグカップと入浴剤
父子家庭で育った私が一番苦手だった行事、母の日|今では幸せな母の日早速だが、私には母がいない。 正確には、いなかったと言った方がいいだろう。 話すと長くなるので別の機会に詳しくお話するとして...

親の居場所を探す方法

パズルと手

さっそく方法からご紹介します。

私の場合は、4つの市役所をまわりやっとたどり着けました!

Step1.自分の戸籍謄本を取得しよう!

まずは自分の戸籍謄本を取得し、親の本籍地を確認しましょう。

Step2.親の戸籍謄本を取得しよう!

Step1で調べた親の本籍地に行き、親の戸籍謄本を取得しましょう。

直系尊属であれば取得する理由や、委任状がなくても取得できます。

遠方の場合は郵送でも入手できますが、念のため、事前に役所に確認しておくほうが安心だと思います。

もし親が本籍地を変更していた場合、戸籍謄本ではなく除籍謄本しか取得できません。その場合、除籍謄本に本籍地が記載されています。

とぅるく妻
とぅるく妻
私の場合、2つの役所で除籍謄本を、3つ目の役所でやっと戸籍謄本を取得できました!目的を役所の方にしっかりとお伝えしていたおかげか、スムーズに取得できましたよ!

Step3.親の戸籍の附票を取得しよう!

Step2.で取得した戸籍謄本の本籍地の役所で、親の戸籍の附票を取得します。

戸籍の附票を取得できれば、そこに現住所が記載されています。

とぅるく妻
とぅるく妻
これで自分のルーツを辿り、みなさんが少しでも幸せになれると嬉しいな!
とぅるく夫
とぅるく夫
次の章からは奥さんの思い出話だよ!

亡くなったはずの母が生きている?

こたつとみかん

あれは中学二年生の冬だったでしょうか。

こたつで家族3人くつろいでいる時、父親から突然の質問。

「お母さんに会いたいか?」

この歳まで「母親は亡くなった」と聞かされていた私と弟だが、実は離婚をしていて、今は別の人と結婚していると聞かされた時の衝撃。

こたつと言う、暖かく幸せな場所という力を持ってでも対処できないほど、さっと引く血の気。

父親からの「お母さんに会いたいか?」の質問については、姉弟の回答結果は以下の通り。

姉:「別に会いたくない」

弟:「会いたい」

私は我慢しているでもなく、今更会ってどうなる?という気持ちで「会いたくない」と言った気がします。

驚いたのは、弟が「会いたい」と言ったこと。

その日の記憶はこれ以上ありません。

父親・弟のその時の表情も覚えていないし、自分がどうやってベッドに入ったのかも覚えていないです。

元々なかったが、その日以降、家族内で母親の話が出ることは決してなく、誰もが触れてはならぬ話題というのを感じていたようです。

真実をひた隠しにする周りの大人たち|知らぬは私と弟のみ

大人になった今なら何となく分かるのですが、子供に説明がつかないことはできれば隠したいものです。

私の母親の事も、臭い物に蓋をしたのだと思います。

でもその蓋を開ける時が再び訪れるのであれば、最初から蓋をすべきでないと私は思うのです。

理解できる年頃になったら話そう、きっとそう思っていたのだろうだろうが、子供だって一人の人間で心がある。頭がある。

現実を受け入れようと頑張っているのに、その現実が事実が違ったらどう思うだろうか。

周りの人の優しさは心の底からくる優しさではなく、哀れみからくる優しさだったのだろうか。

亡くなったと思っていた母親が実は生きていて、今、別の家族がいるという真実を知ると同時に、信じていた大人たちに嘘をつかれていたという事実まで突き付けられた悲しみ・怒りは、なかなか消えるものではありませんでした。

母親に会いたい、会ってみたい

雨の中傘をさす女性

それから8年ほど経ち、私は結婚することになりました。

自分に子供もでき、沸々と母親に会いたい気持ちが出てくるようになりました。

しかし、男手一つで私たちを育ててくれた父親を裏切る行為のような気がして、父親に協力してもらという考えはありませんでした。

そこで市役所の休日窓口に行くついでに、思い切って聞いてみることにしました。

「母親の居場所を知りたいんですけど、どうしたら良いのか教えてもらえますか?」

すると窓口担当者はこう言いました。

「お母さまの名前や、当時の住所などは分かりますか?」

私には確実な情報は何一つありません。

何となくの名前に、何となくの誕生日、当時住んでいた住所も市町村までしか分からないことを伝えると、

「何も分からないようでしたらお調べすることはできません」そう言われてしまいました。

なぜかこの時私はとても素直で、市役所の人がそう言うのならそうなんだろう、ここで母親を探すのは諦めました。

今考えると、市役所の人が言っていることは間違っているし、私は私でどんな情報があれば調べてもらえるのかもう少し聞けば良かったと思えるが、この時はこれで終わっている。

もしかすると、内心、真実にたどり着くのが怖くて、「できない」という言葉に安心したのかもしれません。

母親に会うことはミッション

TODOLIST

結婚から10年ほど経ち、今度は離婚を経験することになった私。

まるで母親と同じ道を辿っているかのような自分の人生に驚き、そして失望しました。

もうこの負の連鎖を止めたい!

10年前に抱いた「会いたい」という感情ではなく、母親に会う事は自分自身のミッションのような気がしました。

そんな思いで、離婚後に引っ越した先の市役所で聞いてみること。

すると、10年前に別の市役所で受けた返答とは違い、親子関係である私であれば、母親の詳細が分からなくても戸籍を辿れば分かるかもしれないと教えていただきました。

そこからは親の居場所を探す方法の通りに進め、母親の場所を突き止めたのであります。

まとめ

真実を知るということは良いことばかりではなく、時には辛い現実にぶち当たることもあります。

それでも私は母親の居場所が分かって良かったと思っています。

少しでも後悔するような事がないよう、みなさんも人生を突き進んでいってくださいね。

 

 

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Turksan
第2の人生を共に歩むパートナーはトルコ人!まさか自分が国際結婚するなんて!言葉の壁や文化の違いを楽しみつつ、日々の暮らしを大切にするブログ。五平餅大好き夫婦!
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POSTED COMMENT

  1. みかん より:

    こちらのおかげで
    20年ぶりに母親に会うことが出来ました。

    謄本に本籍地も載ってるので
    そこの所在地の市役所で附票を出してもらい
    直近の住所まで調べることが出来ました。

    ほんとに感謝しかないのと、
    このような悩みを抱えている方々に広まればいいなと思いますし
    自分自身もっと早く探していればと少しの後悔があります
    実の親、実の子供に会いたくないはずがありません。
    人生一回しかないですし行動に移しましょう!

    ありがとうございました。

    • Turksan より:

      やり方さえ分かってしまえば、あとは宝さがしのような感覚で1つずつ潰していくだけですよね!
      残念ながら私の母親は私に会いたかったかどうかはとても微妙なところですが、それでも会いに行ったことには後悔はありません。
      世の中には知らない方が良いことも多くありますが、何かの縁があって親子になったんだもの、会えるうちに会っておくのをおすすめしたいですよね。
      こちらこそわざわざコメントいただきありがとうございました^^

  2. ふかづめっち より:

    初めまして。
    たまたまですが、本日、SNSで実の父親に会いたいという方と知り合い、胸を打たれていた所です。
    調べ方を、彼に伝えたいのですが、詳しく伺えないでしょうか。「親の本籍地に行き、親の戸籍謄本を取る」ですが、これは未成年でも答えてくれるものなのでしょうか。

    私はまだ、そのSNSの方の年齢も存じていないのですが、20歳未満では取得不可能だった場合など、期待を持たせて判らなかったでは申し訳なくて、何か調べ方を熟知してから伝えてやりたくて。

    私自身が妻と離婚に至り、息子と生き別れていて、息子が会いに来てくれたらという夢を生き甲斐に生きています。

    育てられた親御さんの気持ちも尊重してやりたい気持ちでいらっしゃる様で、私も胸が熱くなり、何か出来ないかと。

    • とぅるくさん より:

      はじめまして。
      私も詳しいことは分かりませんが、調べたところによると「戸籍については法律上の規制などはない」と記載がありました。
      未成年の場合ですとマイナンバーカードや保険証など、身分が証明できるものがあれば問題なくもらえると思います。
      ご自身もお子様と生き別れてしまっているのですね。
      意外と人生は短いものです。
      いつか息子さんに会えると良いですね。

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