何から話せば良いのやら。
この時のことを思い出すと話したいことが止まりません。。。
排水溝が詰まっていてシャワーが浴びれない!
トラブゾンに住む友人宅から帰宅したのは深夜。
その日はあまりに疲れていたので、メイクを落とし歯磨きをしただけで床につきました。
翌朝、シャワーを浴びようとしたところタイトルの通り、「排水溝が詰まっているからシャワー使えないよ」と衝撃の事実を耳にしました。
元々、シャワーの水圧が低すぎてちょろちょろとしかシャワーを浴びれないことに対して不満を持っていたのに、ちょろちょろとしか出ないくせに排水溝が詰まったと聞いて驚きを隠せませんでした(‘Д’)
でもそこで私の心を抑えることができたのは、「山の家に行ったらシャワーすればいいよ」という一言でした。
義両親と4人でカッパドキアへ旅行することになっていたのですが、義母が飛行機に乗れない人で(怖くて)、仕方なく車で行くことになったのですが、ギレスンからカッパドキアまでは車で7時間超。
まずは、ギレスンの家から約2時間ほどの距離にある「山の家」と呼ばれるところで一泊し、その山の家からカッパドキアに向かうというプランでした。
ですので、その「山の家」でシャワーを浴びれるからとりあえず今は我慢してということでした。
あと数時間後にシャワーを浴びれるなら、、、と我慢をし、山の家へ向かいます。
でも私、この山の家をなめてたんですよね。
義両親はセカンドハウスをギレスンの実家から20分ほどの距離にある山に持ってたんですよね。
そのレベルの山の家かと思っていたのですが、ガチの山で第1びびり。
側道に入ったかと思いきや、車1台がぎりぎり通れるような舗装もされていない道をぐねぐねと進むんですよ。
日本の木々が生い茂った山というよりも、草原的な山道、スケールは全然違いますが、アルプスの少女ハイジが出てきそうな山をイメージしていただければ!
このままぬかるみにハマれば動けなくなるし、対向車が来たら下がるに下がれないような道だし、運転を誤ってしまえば横転しながら山の下まで転げ落ちるんじゃないかという恐怖を抱えながら、それでもとにかくシャワーを浴びたい一心で恐怖心と戦いました。
で、着いたのがこんな感じの山の家でした。これが第2のびびり。
牛には罪はない。
でも、普通に家の前を牛が通るほどの山だとは思ってもいませんでした。
そして第3のびびり。
学校の山の合宿所を思わせる家・・・。
義母のご両親が昔住んでいた家らしいので、かなり古い家のようです。
今は誰も住んでおらず、たまに親族が農作業をしたり、BBQをしに来るとのこと。
底冷えするような昔ながらの家だったり、しばらく使っていない寝具で寝たり、BBQのような煙のにおいが身体中につくのが苦手な私は、この時点でマジで帰りたくなっていました。
このレベルなら先に言って欲しかったけど、先に聞いていたところで拒否は出来なかっただろうなと思うと、逆に知らずに来てしまった今の方が幸せなのかもしれないと思ったり。
車を停めてから家まで入るにもぬかるみ多すぎだし、牛のふんだらけでしんどいし、、、そして寒いし、家の中にはハエがいっぱいいるし。。。
しんどいしんどいしんどいしんどい。
これがその時の私の気持ちです。
そして第4のびびりというか衝撃。
シャワーが壊れていて使えない。
おいおい。おいおいおいおいおい!
この時点で旦那にぶち切れる。
お前ら全員嘘つきだ!
トルコ人全員嘘つきだ!
みんな嫌い。みんなし〇!
と言い放ったかどうかは覚えていないが、今思い出してもこのレベルで怒りを再燃させられるくらいの衝撃でした。
えっ、これで2日お風呂に入れないの確定だよね、、、と小さくつぶやき、何かできないかと対策を考える私。
お湯も出ないので、、、んんんんんーーー
幸い、トルコはお風呂とトイレ・洗面が一緒になっていることが多いので、洗面から水を汲み、その水で陰部を洗う。
身体は水で濡らしたタオルで拭く。
それが今できる、自分を落ち着かせることのできる最大限の努力だという結論にいたりました。(結局一番気になるのは陰部だよね。これで生理と被ってたらマジで詰んでた。)
夫と示し合わせて洗面所兼トイレ件お風呂で落ちあい、夫の協力の元、無事に陰部を洗い(笑)、タオルで身体を拭き、もう全ての神経を「無」の境地に持っていけるように集中して眠りにつきました。
起床してからも、煙くさいし、身体は気持ち悪いし、頭皮も臭くなってきている気がするし、「みーーーーんな嘘つき野郎で鬱陶しいから話しかけるな!」って気持ちだしw、最強に気分悪いままカッパドキアへレッツゴー。
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ではそれまでごきげんよう!