わたくし、ラマザンピデ作りにハマっております。
自分なりのレシピ確立まであともう一歩なのに、もうすぐラマザン(断食月)が終わってしまいます。
昨年は「早く終わってほしい」と思っていたけれど、今年はまだまだ満喫したい気持ちでいっぱいです(ただラマザンピデが作りたいだけ)
ラマザン実行中の本人は大変だろうけど、見守り隊の私はこんな呑気な具合でございます。
あと1回は焼いて、気持ち良くラマザンを締めるぞ!
ラマザンピデって何?
ラマザンピデのトルコ語表記はRamazan Pidesi(ラマザンピデシ)。
ラマザンピデは、ラマザン期間中に食べるとても大切なパンです。
断食明けの食事「イフタル」で、家族や友達とシェアしながら食べます。
外はカリっと、中はふんわり触感、上にはゴマがかかっているので、噛むとゴマの香りが広がります。
どんな食事とも相性の良いパンです。
小さなこだわり|ちぎる時は線に沿って
ラマザンピデの基本的な材料以下の通りです。
強力粉・砂糖・塩・ドライイースト・牛乳・卵・オリーブオイル・ごま、8つの材料でできてしまうお手軽パン。
ラマザンピデのシンプルな味も好きだけど、特に気に入っているのはこの模様。
日本にはないパンのデザインなので、何だかかわいくないですか?
この記事を書くにあたり、詳しく調べていたら模様に関するこんな情報を発見しました。
なんとこの模様は、家族や友達と分け合いやすいように・・・という意味があるんですって!
実は私、このパンを食べる時の個人的なこだわりがあって、それが線に沿ってちぎるということ。
別にどうちぎって食べたって味は変わらないのだが、せっかく格子状になっているのなら、その線に沿ってちぎった方が残ったパンの見た目がきれいだなと思ってから、その食べ方でないと気が済まなくなってしまいました。
料理は見た目も大事。
人間だって同じでしょ。
キレイな人、かっこいいい人の方が好きでしょ?
この模様を描くときも、なるべく均等の大きさになるようにこだわっているんです。
とにかくこのラマザンピデに対する思い入れがすごくて、大雑把な夫が切り取り線を無視してちぎった時には、正しい位置から切り取り直させる!という何とも面倒くさい嫁です。
米派の私|パン派の夫
私は昔からあまりパンを食べません。
一番大きな理由は、パンでお腹いっぱいにならないから。
夫はお国柄かパンを良く食べます。
食卓にお米を用意しても、「パンありますか?」と平気で聞いてきます。
「お米があるでしょ!」というと、「パンも一緒に食べたい」と。
どうやらトルコでは「お米」と「パン」が一緒に食卓に並ぶことも少なくないようです。
いや、もしかしたら夫の家だけなのか?
とにかく我が夫は、大阪人のお好み焼き+お米やたこ焼き+お米同様、ダブル炭水化物派なのです。
食事を作る側としては、家計を管理する立場としてはちょっとした困りものです。
まとめ
今ではあまり作らなくなったものの、密かにパン作りは趣味です。
生地を成形している時間・姿かたちが変わっていくパンを見ているのがとっても好きな時間です。
パンが主食の国、トルコからやってきた夫。
パンを作るのが好きな私と、パンを食べることが好きな夫、ここでやっと需要と供給が合致したのであります。
日本に居ながらも、お互いの国の文化や風習を大切にし、さらに理解を深めていけたら、深みのある人間になりそうですよね。