トルコのお菓子と言ったら何か思い浮かぶでしょうか?
以前ご紹介したバクラヴァやロクム、そしてトルコアイスが有名ではないでしょうか。
今回はトルコの家庭でよく作られるIslak Kek(ウスラック ケッキ)をご紹介します。
日本でも手に入れる材料ばかりで、混ぜて焼いてソースをかけるだけ!の簡単にできるお菓子ですので、ぜひ試してみていだけると嬉しいです!
私のトルコ料理の先生はYou Tube
実は私、まだ一度もトルコに行ったことがないんです。
トルコに関する情報は夫から得ることもできますが、料理については全く頼りにならず 笑
そこで見つけたのがYou TubeチャンネルのNefis Yemek Tarifleri。
ここのチャンネルからお気に入りのレシピを探して試してみることが多いので、私のトルコ料理の先生はNefis Yemek Tarifleriになっています!
このチャンネルでトルコ料理のレシピをいくつも見ていると、砂糖やオイルの分量が日本よりも多いことに気付きます。
ですので私はいつも、既定の分量より少なめの砂糖・オイルに変えてオリジナルレシピにアレンジして作ってしまいます。
夫に本来のトルコの味を楽しませてあげたいと思いつつも、夫の身体も気になるのでこればかりは仕方ない!
砂糖やオイルを大量に入れなくてもおいしいトルコ料理を極めていけたらいいな!と思うのであります。
Islak Kek(ウスラックケッキ)をご紹介!
Islakはトルコ語で「濡れている」、Kekは「ケーキ」。
初めてこの意味を知った時、「濡れてるケーキ」とは一体なんぞや?と頭の中に?がいっぱいになりました。
作り方を知って納得。
スポンジ生地を焼いた後に、チョコレートソースを生地にかけるんです!
確かにスポンジ生地、濡れる!
レシピはいくつか試したものの、こちらのレシピが作りやすくておいしくておすすめです。
今回はおすすめレシピを自分なりにアレンジしたレシピをご紹介します。
本当に簡単に出来るのでぜひ試してみてください♪
材料
<生地>
- 卵 2個
- 砂糖 100g
- 牛乳 250ml
- オイル 50ml
- ココアパウダー 大さじ3
- 薄力粉 200g
- ベーキングパウダー 10g
<ソース>
- 砂糖 50g
- ココアパウダー 大さじ2
- オイル 25ml
- 牛乳 300ml
作り方
- まずは生地を作ります。ボウルに卵と砂糖を入れ、白っぽくなるまでよく混ぜます。
- よく混ぜたら牛乳・オイル・カカオを入れ、よく混ぜます。
- そこへ薄力粉・ベーキングパウダーを入れ、ゴムベラなどでさっくりと混ぜます。
- 型に入れ、180℃のオーブンで35分ほど焼きます。
- 次にソースを作り始めます。鍋に全ての材料を入れよく混ぜます。
- 混ざったら火にかけます。一度沸騰したら火から下ろし少し冷まします。
- 生地が焼きあがったら10分程休ませます。
- ナイフ等で生地を適当な大きさに切り、ソースが染みこみやすくなるよう、フォークなどで穴をあけます。
- 冷ましておいたソースを生地にかけ、冷蔵庫で2時間ほど冷やします。
- お好みでピスタチオパウダーやココナッツパウダーをかけて召し上がれ!
とぅるく家 Islak Kek 写真館
ここからは私が作ったIslak Kekを写真でご紹介します。
↑上の2枚の写真は、それぞれ違うレシピで作った生地だけど、どちらも生地が割れてしまっています。
上が170℃、下が180℃で焼成したものだけど、どちらも割れてしまっているので生地作りに問題がありそう。改善必要!
↑生地が出来上がった後に適当な大きさにカットし、ソースが染みこみやすいようにフォークで穴をあけた様子。個人的には小さめにカットした方がソースが染みこむ面が増えて、より「濡れてる感」が出て好きでした。
↑ソースを作っている様子。煮詰めすぎるともったりとしたソースになります。煮詰めすぎないようサラリとしたソースを作り、それをスポンジ生地に染みこませると比較的あっさりしていておいしいです!
↑こちらはソースを煮詰めてしまったため、濃厚なソースが出来上がりました。濃厚なソースになるとなかなか生地に染みこんでいかないため、「濡れてるケーキ」にはならず、普通の濃厚チョコレートケーキになります。
↑対照的なIslak Kekを並べてみました。それぞれ良さはあるけれど、上の方があっさり&濡れ感があり好みでした!
↑こうやって近くで見てみると2つのケーキの違いが良く分かります。上のはソースと生地が一体になっているのに対して、下のケーキはソースがなかなか染みこまず、チョコレートソースでコーティングされたケーキになっています。
Islak Kek(濡れてるケーキ)と言うくらいですから、このケーキの正解は上のケーキだと思われます!
まとめ
トルコの一般家庭で作られるお菓子を試し、そしてアレンジし、自分なりのレシピが出来上がっていく工程はとても楽しくてたまりません。
何度も失敗したり、なかなか納得のいくものができずめげそうになる時もあります。
しかし、トルコ人の夫に喜んでもらいたいという気持ちと、日本の皆さんに少しでもトルコの事を知っていただきたい!という気持ちがありますので、諦めず、そして楽しみながら追求していきたいと思います。
これからもトルコのおいしい料理・スイーツを紹介させていただきますので、どうぞお付き合いくださいませ!