実は…というほどのことでもありませんが、2024年11月、夫は個人事業主から、会社員として新たなスタートを切りました。
この転身にともなって必要になるのが、「個人事業の廃業届」の提出です。
ですが、今回は思ったよりスムーズに提出できました。
なぜなら、開業届を出すときにかなり苦労した経験があって、その時のことを自分のブログにまとめていたからなんです。
自分で書いた記事が、まさか自分を助けてくれるとは…!
当時の私、グッジョブです(笑)
その時の記事がこちら。

が、しかし。
私は廃業届を出して終わりかと思っていましたが、実は廃業後に必要な手続きがあったのです。
予定納税の通知が届いた!
ところがある日、ポストをのぞくと見慣れない封筒が。
中身を見てみると、なんと「予定納税額の通知書」が届いていたのです。
え?
廃業したのに?
もう個人事業やってないのに??
なんで税金を前払いしろって言われるの???
正直、意味が分からなくて固まりました。
でも調べてみると、ちゃんと理由があったんです。
予定納税というのは、前年に事業などである程度の所得があった人に対して「今年も同じくらい稼ぐでしょ?」と仮定して税金を前払いさせる制度なんですね。
つまり、税務署としては
「あなた、去年たくさん稼いだよね。今年もそれくらい稼ぐんでしょ?はい、前もって払ってね〜」
というスタンス。
それゆえ、たとえ廃業していたとしても、放っておけば通知が届いてしまうというわけです。
とはいえ、もちろん廃業したことをきちんと伝えれば、この予定納税はストップできます。
実際には「予定納税の減額申請書」という書類を税務署に提出すればOK。
個人事業をやめたあとも、こんなふうに思わぬところで“事業の名残”に遭遇するんだなぁと実感…。
でも、知っていれば怖くないですね!
お得意の?e-Taxのダウンロード版で申請!
さて、「予定納税の減額申請書」を出せばいいと分かったものの、ここでまた一つ、ちょっとしたつまずきがありました。
それは申請書の様式が意外とわかりにくいということ。
国税庁のサイトに行けばPDFでダウンロードできるのですが、ページが深くて見つけにくい上に、「予定納税額の減額申請書」なのか「予定納税申告書」なのか、名前も似ていてややこしい……。
しかも、PDFに直接入力できる様式と、できない様式があったりするので、ちょっとした混乱ポイントが多いんです。
まるで減額申請させたくないんじゃ?と思わせるほど( `ー´)ノ
そして今回、開業届や廃業届と同様、e-Taxでの提出を選びました。
ただ、e-Taxの画面もまた独特のクセがありまして……
「どこから減額申請のページに入るのか分かりづらい」
「“申告・申請・納税”から進んで、“申請・届出”を選んで…って、直感的じゃない」
と、ちょっとしたe-Tax迷路にまたもや迷い込みました。
迷い込みはしますが、入口さえ間違えなければ何とかなる!
みなさん!!!e-taxのWeb版ではなくダウンロード版ですからね!!
きちんと申請できているか不安でしたが、無事完了!
相変わらずいろいろありましたが、最終的には2025年6月19日に無事に減額申請を完了。
本当に減額申請できているかな?
申請できていたとしても、廃業したという理由をきちんと認めてもらえるかな?
と不安な日々を送っていましたが、2025年7月14日。
所得税及び復興特別所得税の減額申請の承認通知書が届きました!

B:承認後の額も0円。
良かったー!
さいごに。廃業後も油断禁物。
廃業したからといって「もう税金関係はおしまい!」と思いがちですが、こうした通知や手続きが、思わぬタイミングでやってくるものなんですね。
私のように「もう終わったはず」と思っている方こそ、ぜひ気をつけてください(>_<)
開業・廃業の記録や体験談を残しておくと、何かと役立ちますよ!
ではみなさま、ごきげんよう!