ここ数日で一気に寒くなり、コンビニに入るとつい中華まんコーナーに目が行ってしまいます。
寒い時に食べる熱々の中華まん、最高ですよね!
今日は久しぶりにせいろを出し、あったかホワホワの花巻を作ることにしました。
花巻(ホアジュアン)て何?
花巻とは、中華料理の点心の一種で、具材のない中華まんというと想像しやすいかと思います。
薄く伸ばした生地にオイルを塗り棒状に巻き、短くカット、中心部分を箸などでぐっと押し込み、この独特な形が出来上がります。
蒸し器で火を入れるのですが、出来上がりの香りはもう最高!
中華料理などの脂っこいお料理と、この花巻を一緒に食べると止まらなくなります。
トルコ料理もオイルを使ったものが多いので、きっとトルコ人夫も好きなはず!
ということで、この花巻をトルコ人夫向けにアレンジしてみました。
トルコ人向け花巻をご紹介!
私が作ったこちらの花巻は9つの材料で出来ます。
- 強力粉
- 薄力粉
- 砂糖
- 塩
- ベーキングパウダー
- イースト
- 水
- 油脂
- オリーブオイル
パン作りやお菓子作りをされる方なら常備している物が多いのではないでしょうか。
さて、出来上がる様子を写真でご紹介いたします。
生地を一次発酵、ベンチタイム後、生地を長方形に伸ばします↓
下部分に薄くオリーブオイルを薄く塗り広げます。
ここが今回のポイント!
トルコ人向けにアレンジした部分です。
本来ならごま油を塗るのですが、トルコ人にはごま油は馴染みのない味。
トルコ人好みのオリーブオイルに置き換えてみました。(普通ですみません!)↓
手前からぐるぐると巻き、巻き終わりを閉じます↓
カットします↓
中心部分を箸などでぐっと押し込み、蒸し器に入れます。
強火8分、中火2分の合計10分で一気に蒸しあげます。
トルコ人向け花巻の完成! ↓
ちょっと細長の花巻になってしまいました。
次回はもう少し巻きを多くし、太めにカットしよう!
寒い冬、あったかホワホワの花巻、ぜひ作ってみてください。
改めて気付いたせいろの素晴らしさ!
素材の本来の味を引き出せる蒸し料理。
この蒸し料理におすすめなのが「せいろ」です。
今回のように点心を作っても良いですし、蒸しパンやプリンだってできちゃいます。
上下重ねて2つの料理を一度に蒸すこともできますし、そのままテーブルへ出して食事を楽しむこともできます。
簡単においしい料理を楽しめる手助けをしてくれる優れものです!
私の使っているものは照宝さんの24cm、杉のせいろです。
出来上がりの料理からもほのかに杉の香りがしてきます。
購入する際は蒸し板もセットで購入するのがおすすめ!
かなり便利です。
こちらは照宝さんの竹製18cmのせいろです。
↓竹製ですと杉のように香りがなく、素材そのものの香りを生かしてくれます
↓せいろ専用鍋(IH対応)付のせいろも良いですね!
煮る・焼く・揚げる、そこに「蒸す」を加えるだけで料理の幅がかなり広がります。
ぜひせいろを使った料理に挑戦してみてください。
まとめ
次はせいろを使って何を作ろうかな?
花巻の生地を使って何を作ろうかな?
そんなことを考えている時間がほっこり幸せです。
小学生の頃、手も足も冷え冷えになって帰宅するとランドセルを置き、すぐにこたつにもぐりこんでいました。
すると、おばあちゃんがすっと肉まんやあんまんを出してくれたのを、寒い時期になると思い出します。
私は冷たい人間なのか、一緒に住んでいるときも、その後離れて暮らしているときも、そして亡くなったあともおばあちゃんのことはそれほど好きではありませんでした。
好きでも嫌いでもなく、ただ普通の人でした。
それがここ1年ほどでしょうか。
やっとおばあちゃんの強さや優しさを深く感じるようになり、そして当時、もっと優しくしてあげられたら良かったのに、もっと仲良くできたら良かったのにという後悔の気持ちが出てくるようになりました。
自分に嘘をつかなくなったからか、本当の意味で現実を受け入れられるようになったからなのか、幸せの意味が分かるようになったのか、自分を大切に思えるようになったからなのか。
おばあちゃんが亡くなってもう20年も経つのに、今頃後悔するなんて一体何なんでしょうね。
もうおばあちゃんには会えないけれど、心の中で「ありがとう」と伝え、私が生きている限り何度もおばあちゃんを思い出したいと思います。
思いがけず、せいろを使った蒸し料理が、私の身体だけではなく心まで温かくしてくれました。