朝食にヨシ!弁当にヨシ!BBQにヨシ!とお手軽な上に、とってもおいしいソーセージ。
実は日本では売られているソーセージは、原材料が豚肉から作られているものが大半なんです。
ベーコンやハムも豚肉から作られているものが多いので、日本に住むムスリムの方は苦労をされているのではないかと察します。
現にわが家でも苦労が多発しています。
チャーハンに、お弁当に、スープにと、ちょっと困った時の救世主的な役割をするウインナーが使えないのは主婦泣かせであります。
食卓のお助け役、日本のソーセージの代用を探せ!
スーパーの加工肉売場を隅々まで見てみると、「鶏ハム」、「魚肉ソーセージ」を発見!
鶏ハムは、以前家で作って出したことがありましたが、それほど好評ではなく、それから二度と作らなくなりました。
また、コンビニで味付の鶏ハムを買って食べてもらいましたが、こちらも可もなく不可もなくと言った感じで、わが家の冷蔵庫のレギュラー入りをさせることはできませんでした。
魚肉ソーセージも食べてもらいましたが、夫は元々、魚がそれほど得意ではありません。
食べた時に何か違う香りが鼻を突き抜けるのでしょう。残念ながらこちらは不評でした。
ここまで代用品がないと悔しくなってきて、じゃあ自分で作ろうか?とも思ったのですが、腸詰めする機械もありませんし、腸を購入するのも簡単ではありません。
そもそも「主婦のお助け食材」では無くなるので本末転倒ですね!
そこで夫に事情を説明し、トルコで言うソーセージは何の肉が多いのか聞いてみると、「いろいろあるけど鶏と牛が多いね!」という回答。
夫の住んでいたところはちょっと田舎なので、これがトルコ全体に言えることかは微妙ですが、とりあえずわが家のトルコ基準は夫なので夫を信じることに・・・。
日本のソーセージはほとんどが豚から作られているもの。
豚以外から作られているものを探すのは大変苦労するということ。
これを伝えると、ある時、チキンソーセージを買ってきてくれました。
早速ボイルして食べてみましたが、日本のソーセージとは程遠く、パリッと言う食感もなければ、胃に優しいほどの味付けでした。
日本のソーセージのようなものを求めていましたが、素材そのものを味わうのには無理があるチキンソーセージ。
そこで別の方法で食べてみることにしました。
チキンソーセージ|他の具材と合わせると美味!
メーカーにもよるかもしれませんが、私が食べたチキンソーセージは魚肉ソーセージに食感が似ていました。
魚肉ソーセージであれば、単体よりも他の具材と合わせ、何かしらのソースをかければおいしいはず!と思い、トルティーヤを使いサンドウィッチ風にして食べることにしてみました。
メインのチキンソーセージは、ボイルすると味がぼやけがちになるので、旨味を逃さないために焼きました。
トルティーヤはみんな大好き!コストコ。
他の具材は、千切りキャベツ・きゅうり・トマト・たまご焼き。
ソースはオーロラソースです。
こんな感じですべての具材を載せて、くるくると巻きます。
(ちょっと辛さが欲しかったのでキムチも入れています)
うん!おいしい!これは正解!
他の具材が薄味なので、チキンソーセージの旨味が引き立ちます。
これがトルコ料理かと言われると違う気もしますが、トルコ料理のアレンジ料理として、わが家はリピ決定です!
牛肉サラミ|スジュクsucukはスパイシーで美味!
ソーセージの話を夫にしたとき、スジュクの存在を教えてもらいました。
調べてみると、サラミによく似た姿でとてもおいしそう!
それからどうしてもスジュクが食べたくて探してみましたが、なかなか見つかりません。
どうやら日本でスジュクを手に入れるのは、いろいろと事情があり難しいようです。
すると!残念がっている私を見て、夫が友人にスジュク作りを依頼してくれました。
料理は趣味で商売としてはやっていないとのことですが、それでも私にとっては未知の食べ物でなかなか手に入れることのできないもの。
その好意がとっても嬉しかったです。
スジュクは乾燥させたりと、すぐに出来るものではないので少し時間はかかりましたが完成!
見た目はサラミとそっくりですよね!
材料を聞いてみるとスパイスがたっぷり入っているとのこと。
↓こちらがカットする前の姿です
トルコではそのまま食べるのではなく、焼いて食べるということだったので、早速やってみました。(写真なくてすみません!食べるのに夢中でした!)
味は少し塩味が強いですが、噛めば噛むほどスパイスの味が口いっぱいに広がります。
これはおいしい!
トルコではスジュクユムルタと言って、たまごと一緒に調理したものを朝食に食べることが多いそうです。
次回はぜひスジュクユムルタを作ってみたいと思います。
まとめ
日本にいながらトルコを味わうには、やはり食しかありません。
今や世界中のものを簡単に手に入れることが出来る時代にはなりましたが、中には難しいものもあります。
その「難しいもの」が私の心をくすぐるんですよね。
今回は夫や夫の友人の力を借りて、日本に居ながらトルコを感じる食材に出会え、大変感謝しています。
これで私はトルコの味を多少は覚えたので、次はスジュク作りに挑みたい、そう密かに思うのでありました。