トルコの主食はパンってご存知でしたか?
パンはトルコ語でEkmekと書き、エキメッキと読みます。
トルコの食卓にはいつでもパンが並び、米料理やパスタを食べる時でも必ずパンが出てきます。
まるで日本で言う大阪の「たこ焼きやお好み焼きはおかず、主食は米!」のような感覚ですよね!
今回はそんなトルコの朝食の定番、シミットをご紹介します。
二次発酵いらずで扱いやすい生地ですので、比較的簡単にできます。
ぜひご家庭でトルコのパンを味わってみてください!
シミットってどんなパン?
シミットはトルコ語でSimitと書きます。
形はドーナツやベーグルのように円形をしています。
表面はゴマで覆われており、外はカリっと、中はむっちりとした食感で、噛めば噛むほどゴマのぷちぷち感と香ばしさ、そしてほのかに塩味を感じます。
素朴なのに癖になる、そんなパンです。
トルコでは街角でカートや頭に載せたトレイなどでシミットを販売しているくらい、とても身近にあるパンなのだそう。
どんな場面でよく食べられているかと言うと、トルコで一番大事にされている朝食に良く登場します。
そのまま食べてもおいしいですが、夫はチャイに浸して食べるのがお気に入り!
そのほかには、オリーブオイルに浸したり、ジャムやクリームチーズ、チョコレートをつけて食べたりもします。
素朴な味わいのパンだからこそ、何にでも合う万能パンなのです!
シミットのレシピをご紹介
シミットを作るのは実はこれで3回目。
ここでも私の先生になってくれるのは、以前もご紹介させていただいたYouTubeのNefis Yemek Tarifleriというチャンネルです。
なるべく現地の味に近付けるようにはしていますが、扱いにくい生地だと軽い気持ちで作れなくなるので、ずいぶん水分少な目のレシピにアレンジしてしまっています。
まだレシピ確立には至っていませんが、現時点でのとぅるく家シミットレシピはこちらです。
全体の流れについてはこちらの動画が分かりやすいので是非ご覧ください。
材料(6個分)
- 強力粉 250g
- 薄力粉 150g
- 塩 小さじ2
- 砂糖 大さじ1
- ドライイースト 小さじ1
- 牛乳 270ml
- サラダ油 大さじ2
- 白ごま 適量
- ペクメズ(ぶどう濃縮液) 50ml
- 水 50ml
ペクメズとは、ぶどうの糖分を濃縮したものです。日本では手に入りにくいので、モラセスや砂糖と水を合わせたもので代用しても良いです。
作り方
- ボウルに強力粉、薄力粉、塩、砂糖、ドライイーストを入れ軽く混ぜ合わせます。
- そこへ牛乳を加えてゴムベラなどで混ぜます。
- サラダ油を加え、ひとまとまりになるまでこねます。
- ひとまとまりになったら台などに移し、手につかなくなるまで(グルテン膜ができるまで)よくこねます。
- 生地を丸めボウルに移し、ラップをかけ、あたたかい場所で40~50分程、生地が倍の大きさになるまで発酵させます。
- 生地を上からぎゅっと押しガス抜きをします。
- 生地を12等分にし丸めます。全て丸め終わったらそれぞれ20cmのひも状に伸ばします。2本1セットにしてネジネジし、丸い輪にします。(動画をみると分かりやすいです)
- ペクメズと水を合わせたものに生地をくぐらせ、ごまをたっぷりまぶします。
- 200℃にあたためたオーブンで25~30分焼き出来上がり!
とぅるく家 シミットsimit 写真館
ここからは私が作ったシミット達をご紹介します。
↑は朝食の様子です。トマトの器にあるオリーブオイルをシミットに染みこませると(ダジャレみたいになってすみません!)これまたおいしいです♪
白ごまがなくなってしまったので黒ごまをまぶしてみましたが、やはり見た目は白ごまの方が美しいですね!
まとめ
トルコの主食であるパン。
その中でもシミットは「イスタンブールのシミットが一番おいしい!」「イズミルのシミットが一番だ!」と皆がこぞってわが町自慢をしたくなるパンです。
トルコに行った際はぜひ、いろんな地域のシミットを食べ比べしてみてください!
これからもトルコの料理、パンをたくさんご紹介させていただく予定です。
どうぞお付き合いくださいませ!